新規事業開発者のための、デジタルテクノロジーの「見極め方」
新規事業の現場や、ベンチャーへの投資判断をする際、また日常の商談の場でも、聞き慣れないデジタルテクノロジーに出合う機会が増えているのではないでしょうか。
もちろんテクノロジーの内容を全く理解せずに仕事をすることはないと思いますが、とはいえ元になる基礎理論やプログラムの中身まで解析できる必要があるのでしょうか。ビジネスパーソンとしてデジタルテクノロジーをどこまで理解するべきかは非常に難しい問題です。
今回はデジタルテクノロジーについての基本的な考え方と見極めるためのフレームワークを紹介します。
<目次>
▼「デジタルとは何か?」デジタルの基本を理解する
▼「デジタルテクノロジーの構造マップ」で四つのパートに分けて分析
▼ サービスの有用性やポテンシャルを判断する
「デジタルとは何か?」デジタルの基本を理解する
最初にデジタルテクノロジーを理解する上で前提となる「デジタル」の捉え方を考えたいと思います。
やや漠然とした質問になりますが、皆さん「デジタルって何ですか?」と聞かれたら、何と答えますか?深く考えてみたことがない人も多いのではないでしょうか。
私はデジタルの意味を「情報の空間を変えて制約をなくすこと」だと考えています。以下、解説します。
今、私たちがいる「リアル空間」とは違うところ(パソコ
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