米国の小売チェーン「Kohl's(コールズ)」が求める顧客体験とは? | 米国大手小売りのデジタルマーケティング─Adobe Summit2019レポート
アメリカ合衆国ネバダ州ラスベガス市で開かれたAdobe主催のプライベートイベント「Adobe Summit」を取材した。このイベントは同社のデジタルマーケティング支援クラウドサービス「Adobe Experience Cloud」をテーマにしたイベント。ブレイクアウトセッションに登壇したのは「Kohl's(コールズ)」。Kohl'sは「Adobe Experience Cloud」の中でも顧客ごとにパーソナライズされたコンテンツを表示させるツール「Adobe Target」などを利用し、ユーザー体験の提供に取り組んでいる。
Kohl'sは米国ウェスコンシン州ミルウォーキー市に本社を構える米国の小売事業者。全米に1000店以上の店舗を持っている。全米の主要都市にKohl'sブランドの店舗を構え、可能な限りローコストで店舗運営を行ないつつ、ブランド製品を比較的安く販売している。全米でデパートが苦戦している中、健全な経営を行なっている企業として知られている。
Kohl'sのECサイト(編集部でキャプチャ)
やらなくても倒れることはないが、やれば確実に効果が出る
Kohl'sでデジタルテスト&最適化担当 シニアマネージャを務めるトム・ゴレス氏はこう語った。
どのようなパーソナライゼーションを実現するのかは純粋に技術的な問題だが、やるかやらないかはジムの会員権を買って
コメント