ブログで100万の秘訣ってなに?
詳しくはコチラ

平時にこそ学んでおきたい「資本市場とプリンシプル」

経済ニュース

6月19日の通常総会をもって東証自主規制法人の理事長を退任される佐藤隆文氏の新刊書を拝読いたしました。

資本市場とプリンシプル
当ブログでは、佐藤氏が金融庁長官時代に執筆された「金融行政の座標軸」(2010年)をご紹介し、内部統制報告制度に新しい行政規制手法「プリンシプル」が活用されていることを述べておりましたが、その後、東証においてエクイティ・ファイナンスのプリンシプル、企業不祥事対応のプリンシプル、企業不祥事予防のプリンシプルが策定されたことはすでにご承知のとおりです。最近ではプリンシプル準拠の本格施行として、コーポレートガバナンス・コードやスチュワードシップ・コードも策定、運用されています。
本書は総論と各論に分かれており、各論部分では東証が打ち出した各種プリンシプルの解説が中心です(ただし解説はあくまでも佐藤氏個人の見解です)。上場会社では、会計不正が発覚した時点において「企業不祥事対応のプリンシプル」に準拠した行動が求められます。
しかし、ひと段落した後も、改善報告書提出のための「根本原因の解明、再発防止策の策定」とその実行計画が求められますので、「企業不祥事予防のプリンシプル」への理解も不可欠です。こういったプリンシプルの理解は、有事になってからでは間に合わないので、平時から学んでおきたいところです。
各論部分は企業の「守り」にとって重要ですが、総論部分は「攻

リンク元

コメント

タイトルとURLをコピーしました