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中国政府が懸念する「次のチャイナショックは防げないかも…」問題

日々の最も受ける照会の1つに「急変動のきっかけは何か」という問いがある。金融市場では市場の急変動を誘発する取引材料をカタリスト(Catalyst:触媒)と表現することがあるが、近年動かない相場が続いていることもあって、市場参加者のカタリスト探しには自然と熱が入るのはよく分かる。筆者がカタリストとして注視しているのは、本欄でも繰り返し論じている人民元相場の変動である。「1ドル=7.0元」を巡る攻防については何度か議論しているが、こうした「下落する人民元」と「それに歯止めをかけたい中国政府」という構図が注目される背景には「政策的に努力しなければ制御できない元安に陥る」という恐れがあるからにほかならない。
Source: 現代ビジネス

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