NHKにテレビ番組のインターネット常時同時配信を認める改正放送法が5月29日の参院本会議で、与党などの賛成多数により可決、成立した(産経新聞)。これによりNHKは、本年度中にネット向けの新サービスを始めることができることになった。
放送と通信の融合は結構なことだが、正直なところNHKはその前にやることがあるのではないかと思う。今回の改正放送法の成立により、テレビを持っていない若者世代もスマホさえ持っていれば受信料を徴収されるのではないかとの懸念も生まれている。もとをただせば、そもそも現在のNHKの受信料に国民の多くが納得していない。
NHK渋谷放送センター(編集部撮影)
2012年の産経新聞の調査によれば、「NHKの地上波放送はスクランブル化を導入すべきか」という問に対し、88%が「Yes」と回答をしている(TOPIC NEWS)。88%という数字はおよそこの手のアンケート調査では類をみない高さであり、国民のほとんどは、現在のNHKの受信料に納得をしていないと言える。
納得していない理由は、「スクランブル化して、番組を見たい人が受信料を払うべき」「テレビ受像機を持っているだけで受信料を徴収する今のNHKのやり方に納得できない」「見たくもない韓国アイドルを放送されるのは納得いかない」との声があげられている。さらに言えば、NHKの受信料の徴収の仕方にもかなりの問題点がある。NHKの料金
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