ヨーロッパ議会選挙で明らかになったのは、中道右派(穏健保守)と中道左派(社会民主主義)の不振だ。
欧州議会選挙の結果(総数:751議席)
中道右派(EPP)が179議席・・・・改選前216
中道左派(S&D)が153議席・・・・改選前 153
親EU穏健リベラル派(ALDE+R)が105議席・・・・改選前69 *マクロン派など
極右(ENF)58議席(7.7%)・・・・改選前36
EU懐疑派・直接⺠主主義(EFDD)は58議席 ・・・・改選前 36 *五つ星など
環境派EFA 69議席 ・・・・改選前 52
保守改革が53議席・・・・改選前77 *イギリス保守党など
欧州議会に限らず、世界の穏健保守政党を見ると、アメリカの共和党は右派ポピュリストというべきトランプに乗っ取られた形だし、ドイツ社民党、英保守党、フランス共和党、スペイン国民党、韓国旧与党など軒並みダメである。インドの人民党もかなりヒンズー過激派だ。
世界でうまくいっているのは、もはや日本の自民党だけなのではないか。
官邸サイトより:編集部
それは、どうしてかといえば、自民党が保守強硬派(ヨーロッパ的にいえば極右)が独立した政治勢力にならないように懐柔するのに成功し、一方で公明党との連立によって中道左派的な価値観も否定しないし支持も確保しているからだ。
保守へのアピールは靖国神社には参拝しないし保守強硬派(ヨーロ
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