最近TechCrunch JapanでもD2Cブランドを展開するスタートアップを紹介する機会が増えてきた。
グローバルで見るとD2Cスタートアップが乱立するアメリカなどでは、オンラインを主戦場としていたプレイヤーが自社店舗やポップアップストアなどを通じて、オフラインでも顧客との接点を作ろうとする動きが目立つ。
たとえばマットレスのD2CブランドCasperは全米に200箇所以上の常設店舗を構える。
この流れは国内でも同様だ。先日丸井グループから大型の資金調達を実施した「FABRIC TOKYO」やメガネのD2C「Oh My Glasses」などは都内を中心に数カ所で自社店舗を運営。常設店を持つスタートアップはまだ限られるものの、百貨店などで一時的にポップアップストアを開設する例を耳にすることが多くなった。
ただ、D2Cブランドを含めてこれまでオンラインのみで顧客と接していたプレイヤーが、誰でも簡単にオフライン展開をできるかというとそうでもない。自社店舗にしろ、ポップアップストアにしろ、卸にしろ、資金面や人材面でそれなりの障壁がある。
本日5月30日に公開された「SpaceEngine」はそこに新たな選択肢をもたらすプロダクトと言えるだろう。オフラインで商品を売りたいブランドとリアルな拠点を持つ店舗をマッチングし「ECのような感覚で、簡単に店頭で自社商品を販売できる体験」を提供する。
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