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ニンテンドーの貴重な歴史を受け継ぐスーパーマリオメーカー2


1992年、ニンテンドーはマリオペイントを発売した。スーパーファミコンのタイトルの中でも異色の存在だ。それまでのマリオシリーズも、多彩なバラエティを誇っていたが、これは中でも際立っていた。マウスという、もっともニンテンドーらしからぬ入力装置が付属していたという1点だけを取っても、それがわかるだろう。
そして、ゲームで遊ぶことよりも、お絵描き、音楽、アニメ、といった創作に焦点を当てていたものだった点でも特異な存在だった。このタイトルは、ゲームというものの中に潜む創造的な側面をざっと垣間見させてくれた。そして若年のプレーヤーにとっては、自分でゲームを作るということが、どんな感じのものであるかを味あわせてくれる存在だった。
2015年に登場したスーパーマリオメーカーは、スピリットとしてはマリオペイントの続編に相当するものだった。最初はWii Uで、後には3DSでも動くようになったこのタイトルは、ペイントよりも直接的に、マリオの世界を自分で作ることを可能にしていた。オリジナルのスーパーマリオブラザーズの30周年を記念してリリースされ、ニンテンドーの最大の強みを活用して、誰にとってもなじ、み深いシリーズにひねりを加えたものとなっていた。
名前からわかるように、スーパーマリオメーカー2は、スーパーマリオメーカーの直接的な続編だ。想像可能なあらゆる面で、Wii U版の前作の内容を拡張したもの

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