同書の表紙
『KGBスパイ式記憶術』(著:デニス・プーキン、カミール・グーリーイェブ/訳:岡本麻左子/水王社)は、単なる記憶術の解説本ではない。冒頭から、
「おめでとう。この文書を読んでいるということは、諸君はスパイスクールに入学を認められたということだ」
と、いきなり本の世界に放り込まれる。
しかも、心理学を学ぶ大学生がKGB(ソ連国家保安委員会)の諜報員にスカウトされキャリアを積んでいく日記とともに、記憶術の解説が展開される珍しい構成だ。合間では、段階に応じた脳トレ演習や記憶力テストなどがエージェントの指令さながらに繰り出され、妙な緊張感で楽しみながら記憶術を学べる。(文:篠原みつき)
記憶術の三大原則 「関連付ける、視覚的にイメージする、感情を伴わせる」
Source: キャリコネ
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