Ezraが6カ月ほど前に事業を開始したとき、同社は男性の前立腺ガンを調べるためにMRI(磁気共鳴画像)の装置を使っていた。しかし共同創業者のEmi Gal(エミ・ガル)氏はさらに大きなゴールを描いていた。
「ガンに関する最も大きな問題の一つは、体の全部位のガンをスキャンするための正確で早く、そして痛みを伴わない方法がないことだ」と設立当時にガル氏は語っていた。
そしていま、彼は解決策に近づきつつある。往々にしてかなりの副作用を伴うことがある痛い生検を受けなければならない代わりに、ガル氏のソフトウェアは、男性の11種のガン、女性においては13種のガン(女性の方がガン化するかもしれない器官を多く有している)を調べるための全身MRIスキャンのコストを大幅に下げることができる。
スキャンの所要時間は約1時間で、全身MRIスキャンが5000〜1万ドルするのに対しEzraではたったの1950ドルだ。
それでも全額手出しの人にとってはかなりの額だ。保険会社はまだEzraの検査費用はカバーしていない。Ezraは現在、保険会社数社と話し合いを進めていて2019年第4四半期と2020年第1四半期にいくつかのパイロット事業を行う予定だ。ガル氏が言うには、ゴールは保険会社にカバーされるようになることだ。
患者にとって早期にガンスクリーニングを受けることがいかに重要かは、いくら誇張してもし過ぎることはない
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