昨年のデベロッパーカンファレンス、Google I/OでGoogle(グーグル)がデモしたDuplexに対し、オーディエンスは実際にどれだけの通話能力があるのか怪しんだ。そのAIを利用する予約申し込みサービスは、マシンとは思えないぐらいできすぎていた。しかもそれはこれまで、実際の予約に使われていた。Googleによると、その頻度はささやかだったらしいが。
同社が最近The New York Times(ニューヨークタイムズ紙)に語ったところによると、Duplexの通話はコールセンターの人間オペレーターがやってるものが少なくない。だいたい、通話の4分の1は生きた人間の声で始まる。マシンが始める通話も、その15%は人間の介入を必要とする。
Googleは昨年のデモで、人間がシステムをモニタして、何かおかしくなったら代わる、と言っていた。もちろん、そうだろうな。でも、あれやこれやの奇癖をやっと直して、AndroidとiOSデバイスで使えるようになった。しかし25%は人間がやってるというのは、高度なAIシステムとしてちょっと寂しいね。
これまでのテスト期間中にGoogleは、そのサービスのためのデータ収集も行った。たしかにDuplexは、ときどきすごく感動的だ。ぼくが試したときも、全部うまく行ったときには騙されてしまう。でもニューラルネットワークは、改良のために膨大な量のデータを必要とする
コメント