最近の優秀な人たちは、20代から起業を志すようになっているそうです。
今や、有名大学を出て日本の大手企業に入ったり、官僚になるのは、「昭和な発想」になってしまいました。
しかし、会社を立ち上げる事は誰にでもできますが、継続的に事業を拡大していく事は簡単ではありません。たくさんの経営者の本を読みましたが、成功物語よりその裏にある苦しみを正直に描いた作品の方が心に染みますし、これから起業しようという人たちの役に立つと思います。
例えば、ヤマト運輸の「宅急便の父」と呼ばれる小倉昌男氏が書いた「経営学」には、革命的な宅配サービスが生まれるまでの苦労が描かれています。その小倉氏について書かれた「祈りと経営」には、名経営者だった小倉氏がプライベートで抱えていた苦悩をノンフィクションとして描いています。
また、日本経済新聞の私の履歴書の連載で話題になったニトリの創業者の似鳥昭雄氏の「運は創るもの」や、マッキンゼー出身でDeNAを創業した南場智子氏が書いた「不格好経営」を読むと、大きく成長している会社も、創業時の大きな苦労を経て、今のポジションに辿り着いていることがわかります。
村上世彰氏の「生涯投資家」も資本主義とは何かを自ら問いかけたから、経営者として本を変えようと格闘するピュアな生き様が伝わってきます。
そして、経営者を志す人に読んでもらいたいのは「社長失格」です。あのビルゲイツが話を聞き
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