イスラエルのAIチップメーカーが最新ディープラーニングチップを発表
Hailoは、テルアビブに本拠を置くAIチップメーカーだ。米国時間の5月14日、同社初のディープラーニングプロセッサとなるHailo-8チップのサンプル出荷を開始すると発表した。このチップは、1秒あたり最大26テラオペレーション(TOPS)が保証されている。現在、何社かの選抜された顧客とともにテスト中で、その多くは自動車業界だ。
Hailoは、昨年になって表舞台に登場した会社で、シリーズAラウンドで1250万ドル(約13億7000万円)を調達した。その時点では、まだチップのサンプル出荷もできていなかった。同社によれば、Hailo-8は他のあらゆるエッジプロセッサの性能を凌駕し、しかもより小さなチップサイズ、より少ないメモリサイズで、その性能を達成できるという。「ニューラルネットワークの中核的な性質に特化したアーキテクチャを設計することにより、エッジデバイスはディープラーニングのアプリケーションをフルスケールで、しかも従来のソリューションよりも効率的かつ効果的に、さらに持続可能な状態で実行できるようになりました」と、同社は説明している。
Hailoでは、自社のチップが、Nvidiaの競合するJavier Xavier AGXよりも、いくつかのベンチマークで優れていると主張している。しかも、消費電力も少ないので、比較的低温で動作するという。これは、小さなIoTデバイスでは特に重要な
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