時事通信は5月15日夕方、いわゆる徴用工判決に関して韓国の李洛淵首相が「政府対策には限界」と述べた記事と、この発言に対し菅官房長官が記者会見で「解決策を示すべきは韓国側だ」と述べた記事をたて続けに配信した。
韓国大統領府Facebookより:編集部
李洛淵首相の発言を韓国の朝鮮日報、東亜日報、中央日報、ハンギョレそして聯合ニュースでチェックしたが、なぜか朝鮮日報が「韓国首相、出口見えない韓日関係めぐり苦悩を吐露」との見出しで報じているのみで、他紙には記事が見当たらない。
朝鮮日報の記事は以下のようだ。(太字は筆者)
李首相は「韓日関係の進展を妨げているさまざまな問題は、歴史に由来するものだ」として「人権に対する国際的な規範が今以上に普遍化する流れがあり、歴史による問題やそれによって傷ついた方々の問題は避けられない」と説明した。
さらに「これを韓国も日本も受け入れるところから出発するしかないのではないかと考える」として「過去の問題は知恵をもって対処しつつ、未来志向的な関係を阻害しないようにしようと文在寅大統領も提案したが、日本が受け入れていない状況だ」と述べた。その上で「日本が受け入れ、共に知恵を出し合えばよいと友情の提案をしたい」と付け加えた。
どれも引っ掛かるが、先ず「国際的な規範が今以上に普遍化する流れがあり」との発言。特に人権問題などが過去に比べて強く主張されるような流れがあ
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