カリフォルニア州では今年も山火事の季節が数週間後に迫っている。しかも今年は今まで以上に悪化することが予想されているのだ。そこで、火災が手に負えない状態になる前に発見することを支援しようとする新しい計画が立ち上がった。XPRIZEが山火事を迅速に発見し消火する技術に関する、公開コンペティションを開催するのだ。
ギャビン・ニューサム(Gavin Newsom)知事とXPRIZE創設者のピーター・ディアマンディス(Peter Diamandis)氏が、金曜日にサンディエゴで開催されたNear Future Summitで発表したこのコンペティションは、世界中のあらゆる企業や発明家に開かれたものとなる。
「コンペティションは企業同士の1対1対決形式になります。そしてもし火災を繰り返し検知し消火することができる企業があったらなら、それが全ての農場や様々な場所に配備できる技術となるでしょう」とディアマンディス氏はステージ上で説明した。「人びと自身が危険に晒されてきた、旧来の消火活動形態を再発明しましょう」。
作家のジャック・ケルアック氏がデソレーション・ピークで住んでいたような、遠隔地の(そして衰退しつつある)火災監視所の代わりに、今回募集される野外消防士は、IoTデバイスや人工衛星によって、たとえ小さな煙や熱源も見逃さないものになるのかもしれない、おそらく狙った場所に精密にバケツの水をかける
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