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経営論:退路を断つと成功するのか?

経済ニュース
「退路を断つ」とは「退却する手段や道筋をなくすこと、どうやっても後に退けない状況にすることなどを意味する表現」(Weblio)とあります。ビジネス関連の書籍には退路を断つべき論と絶たなくてもよいという両方の指摘があります。
どちらが正しいのでしょうか?
きなこもち/写真AC(編集部)
日経ビジネスの編集長インタビューにキリンの磯崎功典氏が登場、サブタイトルに「退路を断つから変われる」とあります。積み上がった過去のしがらみを切り取ることにまい進し、その結果、自分が将来OB会にもゴルフや飲み会に誘われなくても構わないという趣旨のことを述べられています。
退路を断つという本来の意味からすると自分の社内交友関係の退路を断ってでも事業の改革にまい進するという解釈になるのでしょうか?
個人的には人間関係ぐらいは切っても構わない、いや、切れてしまうことは往々にしてあると思っています。切れたらまた作ればいいのです。これは再生可能です。
私がサラリーマン社長から起業した時、それまでの社内の人間関係は一瞬にして失いました。ゼネコンですから「同じ釜の飯」が大好きな業界です。そこから飛び出して起業したので私の周りの社員たちは決して良い思いをしませんでした。ただ、起業して5年ぐらいしてから少しずつ人間関係が戻り始め、今では1年に一度のOB会にはお誘いを頂いており、時折参加すれば当時の幹部職の方とそれこそ同じ

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