書籍内の画像より引用社内でなにか提案するときに重要なのは「根回し」です。どんな人でも、藪から棒に、いきなり話を切り出されると面食らってしまいます。そうすると、条件反射的に反発したりしてしまうものです。
今回は、拙著『波風を立てない仕事のルール』(きずな出版)のなかから関連するエッセンスを紹介します。
インパクトを和らげるためにも、本題を切り出す前に「じつは、こういう提案を使用と考えているのですが」と先に話をしておくことが大切なのですそのときにまずはずしてはいけないのが、社内の意思決定におけるキーマンを見極めておくこと。
会社という組織では、肩書きでは下のほうにいる人が、じつはプロジェクトの可否に少なからぬ影響を与えることが少なくありません。これは普段から人間関係をチェックし、誰の発言が会議などで重視されているのかを観察しましょう。
それから、あなたの提案に反対しそうな人にも、事前に相談しておきます。その際、「○○さんには事前にお話しておいたほうがいいと思いまして……」などと、ここでも相手の自尊心をくすぐるような言い方をすると効果的です。それでも反対はされるかもしれませんが、いきなり提案されるよりも対応がやわらかくなります。
あとは役職者です。役職者に話を通さないでおくと、メンツをつぶされたと感じ、猛烈に反対されるリスクがあります。重要な提案であればあるほど、「事前に伺った」とい
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