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焦りが見えるトランプ大統領

経済ニュース
トランプ大統領のツィッターも便利な時もあれば凶器になるときもあります。「中国からの輸入品2000億ドル(約22兆円)相当に対する追加関税を10日に10%から25%へ引き上げる」という週末の唐突のツィッターは瞬く間に全世界を駆け巡り、月曜日の金融市場を震撼させました。
ホワイトハウスFBより:編集部
本意はライトハイザー通商代表部代表が中国側に交渉の後退が見られるとトランプ大統領に耳打ちしたことでトランプ大統領の逆鱗につながったとブルームバーグは報じています。
中国との閣僚級貿易交渉はそれなりに進展があり、近いうちにまとまるのではないか、という憶測すら流れていた中でなぜ、この機に及んでそこまでの発言をせざるを得なくなったのでしょうか?
詳細の交渉内容はわかりませんが、技術移転問題などで中国内の法律改正が必要な内容について米中間で一旦合意していたものを突如、覆すような姿勢を見せたため、交渉妥結できないイライラ感が募った末での空砲的なツィッターではないかと私はみています。事実、NY市場先物は大きく下げ、月曜日の市場開始直後も460ドル以上下げたもの400ドルも戻して取引を終了しています。市場のコンセンサスはトランプ大統領のツィッターの本気度を疑う状況にあります。
トランプ大統領は2020年の選挙に向けた大統領としての成果をずらりと並べることに腐心しています。ところが、トランプ大統領のイラ

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