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「独大企業の国営化」発言の衝撃

経済ニュース
「集産化」(独Kollektivierung)という経済用語を久しぶりに聞いた。簡単にいえば、「生産手段を国有ないし公有とし、共同管理とすることを経済原理とする主張。コレクティビズム」という。ドイツ社会民主党(SPD)内の青年社会主義者グループ(JUSO)連邦議長、ケヴィン・キューナルト氏は週刊誌ツァイトとのインタビュー(5月1日)の中で、「大企業の集産化」を提案し、ドイツの政界で大きな波紋を投じているのだ。
▲ドイツ与党「社民党」の青年社会主義者グループの指導者、ケヴィン・キューナルト氏(ウィキぺディアから)
与党「キリスト教民主同盟」(CDU)のアンネグレート・クランプ=カレンバウアー党首は、「考えられない発想だ。わが国の経済システムは社会市場経済(soziale Marktwirtschaft)だ。資本主義と社会主義経済に比べ、国民の生活向上、産業にとってより良いシステムだ」と説明する一方、メルケル連立政権に参加するSPD指導部に対し、「キューナルト氏のような意見が飛び出さないように党内をまとめるべきだ」と注文を付けている(独シュピーゲル電子版5月4日)。
キューナルト氏の集産主義では、不動産の私有禁止、大企業の国営化などが実施され、その内容は共産主義的計画経済を想起する。SPDのキューナルト氏は真剣に国民経済の刷新案として考えているというから、同国産業界も驚いたわけだ。
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