Photos by K.Bito
プレゼントをもらったら、誰でも悪い気はしません。つまり、相手を懐柔したり、謝罪したりする時にプレゼント、昔風に言うなら「付け届け」は効果抜群です。今回は、拙著『波風を立てない仕事のルール』(きずな出版)のなかから関連するエッセンスを紹介します。
残念ながら多くのビジネスパーソンはこの「付け届け」の効果を理解できていません。賄賂のような印象があるからでしょうか、それとも昔ながらの風習に見えて時代遅れと思っているからでしょうか、若い世代になればなるほど「付け届けはカッコ悪い」と間違った価値観を持っています。
デキるビジネスマンはこの付け届けの効果に着目し、しっかりと使いこなしています。ただ、その一方で単にプレゼントを送っているだけの状態になってしまっている場合もあります。相手からの印象をたとえば、お中元やお歳暮などで「ビールでいいや」と毎年、同じ贈り物をしていませんか?
付け届けで重要なのは、落としたい相手の先にいる人物を想像することです。部長に気に入られたいなら、部長が喜ぶものを贈るよりも、その先にいる人物、つまり部長の奥様であったり、お子様であったりを喜ばせることを意識するのです。
例えば部長が結婚していれば、奥様が喜びそうな新発売の「ヘルシーオイル」や、お子様が喜びそうな「アイスクリームセット」を贈ることで、自分を印象付けることができます。
これ
コメント