LGBTへの理解を育むメディアの力
ダイバーシティ&インクルージョン領域(各人の多様な個性を尊重し、全ての人の社会参加を目指す考え方)の研究を行っている電通ダイバーシティ・ラボでは、2019年1月に、LGBTを含む性的少数者=セクシャルマイノリティーに関する大規模調査「LGBT調査2018」の結果を発表しました。
最新のLGBTを取り巻く世論が詰まった「LGBT調査2018」を読み解く本連載、第2回は、人々の意識・理解における「メディアの影響力」についてです。
欧米では、映画やNetflixのドラマにLGBTのキャラクターが登場したり、LGBTを扱ったコンテンツがアカデミー賞やエミー賞で多数ノミネートされるなど、メディアにおいて多様性を推進する動きは、ここ最近大きなムーブメントとして、LGBT理解の促進に寄与しています。
また、19年3月に日本で行われた「国際女性会議WAW!」では、アニメ「プリキュア」のプロデューサーが登壇し、「多様性を育てるメディアコンテンツ」と題したパネルディスカッションを行うなど、日本においてもメディアの多様性促進への努力は注目されています。
そんな影響力を持つメディアについて、調査の分析結果から見えた、押さえておきたいポイントを四つご紹介します。
【目次】
▼Point 1 : メディアには、LGBTに対する意識を変える力がある
▼Point 2
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