送料値上げによる配送コスト増の結末――食品の老舗EC「ドゥマン」がECビジネスの継続を断念でサイト閉鎖へ | 通販新聞ダイジェスト
食品のネット販売を行うドゥマンは5月31日に、スイーツなどを中心に販売する食品通販サイト「オーガニックサイバーストア」を閉鎖する。自社サイトのほか、各主要仮想モールで展開する全出店店舗も同時に閉鎖する。スイーツなど冷凍品を多く扱っていたことから、送料の値上げの影響を受けて配送コスト負担が大きくなってきており、送料のさらなる値上げ要請を受けたことで事業の継続が難しいと判断した。サイトを閉鎖した後、同社も8月中旬には解散する予定。
「オーガニックサイバーストア」は5月31日付で自社ドメインの本店のほか、出店する「楽天市場」や「ヤフーショッピング」「ワウマ」などの仮想モールの全店舗を閉鎖する。なお、法人向け菓子の通販サイト「カシクル」については4月16日に閉鎖する。
自社ECサイトの「オーガニックサイバーストア」でサービス終了を告知するお知らせを掲載している(画像は編集部がキャプチャして追加)
サイトを閉鎖する理由について、同社では「事業環境と顧客ニーズの変化の影響を受けたため」とする。同社では冷凍商品を多く取り扱うことから、一般的な通販サイトの送料よりも高めの設定となっていた。送料は北海道と沖縄を除いて一律890円、北海道が1180円、沖縄が1600円とし、購入金額5400円以上で送料無料としていたが、高めの送料で買い控えるユーザーも多かった。送料無料で訴求する商品を用意
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