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統一地方選(東京)都民ファの不気味な復調と維新の健闘

経済ニュース
統一地方選の後半戦は、音喜多くんが散華した北区長選に一般の注目が集まりがちだったが、ダブル選挙もささやかれ始めた中で、政治のプロは各党の「基礎体力」を知るため、区議選や市議選の結果に目を光らせている。
筆者もまだ分析の最中なのだが、明らかに感じた「異変」は都民ファーストの動きだ。投票日翌日となったきのう(4月22日)、大田区や江東区などが1日遅れで開票。区議選が行われた20区の結果が出揃ったところで、都ファの選挙結果を総評する記事が出た。
都民ファ、全員当選目標届かず=新人が苦戦-東京・市区議選(時事通信)
区議選では応援に入らなかった小池氏(Wikipedia)
「全員当選目標届かず」とあるから見出しのトーンはネガティブ基調だ。筆者は読者もご承知の通り「アンチ小池」ではあるから「それ見たことか」と言いたいところだが(笑)、選挙分析は冷静にしたい。
率直に言えば、全員当選を毎度のごとく達成するのは、公明党のように強烈かつ着実な組織力と綿密な候補者擁立を両立させない限り難しい。小池都政や都ファには追い風が再び吹きはじめた実感も全くないが、過去の選挙とも時系列で比較してみなければ、都ファの現時点の「地力」がどの程度か正確に評価できない。
振り返れば、2017年夏の都議選で都ファが大勝した後、小池知事は希望の党を結成。しかしその年の10月の衆院選は惨敗した。その翌月に行われた葛飾区議選で

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