写真AC:編集部
先週金曜日(4月12日)は日弁連の社外取締役シンポに登壇させていただきました。著名な元経営者の方々や投資銀行の方の意見を拝聴し、私も勉強させていただきました。
12日は財務省や日本取締役会協会での講演の後だったので、私は比較的(?)おとなししておりました。ただ、事前打ち合わせの雑談の中で、元経営者の方の間で交わされた「なるほど」と思ったお話がございまして、本編では聴衆の皆様の前で披露されなかったので、ここでひとつだけご紹介させていただきます。
「経営には正解はない」
元経営者のおふたりのパネリストの方が、
「経営には正解はない」
「一生けん命に最適解を考えるが、最後は『エイ!ヤー!』という部分がどうしても残る」
といった共通の発言をされていました。
そういった視点から(自社の)社外取締役がどうみえたか….ということを尋ねますと
「専門家の方は、これが正解だ、と提案してくる。いや、そんなに簡単に正解がわかるんだったら苦労しませんよ、とボヤキたくなりました」
「自分と同じ経営者の社外取締役だと、ご自身の成功体験から『これが正解だ』とおっしゃる。しかし時代が変わったんですよ、そんな成功体験は今の時代には通用しませんよ、とボヤキたくなった」
とのこと。
なるほど、社長さんは社外取締役に対しては「貴重なご意見ありがとうございます。参考にさせていただきます」と紳士
コメント