男子フィギュアスケートは今や4回転を何回入れるか、というレベルに上がってきています。カナダの選手が1988年に成功させたものが初めて、と記されていますが、それ以降、4回転がごく普通になってきているレベルアップはなぜ起きているのでしょうか?
写真AC:編集部
プロの選手の中で4回転が高い目標ではなく、ごく普通の演技項目になっていることで「当たり前化」していることが潜在的な選手の能力を高めているのだろうと思います。もちろん1988年から30年の間にトレーニング施設やスケート靴の改良もあったでしょう。しかし、私は能力開発によるところも大きいのではないかと思います。
プロ野球にしろ、サッカーにしろ、箱根駅伝にしろ、多くの場合、実力は伯仲しています。つまり、どこが勝ってもおかしくないのです。しかし、不思議と強いチームは強くなります。青学がなぜあれほど駅伝で勝ち続けたか、といえば監督が選手の力を引き出すセンスを持っていたからでしょう。あるいはチームの中でリーダーシップがあるキャプテンがいると雰囲気は全く変わります。
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企業では私は係長がキーだと思っています。最小のセル(細胞)を牛耳るのが係長。会社の「シマ」と呼ばれるデスクを通じて新入社員から実務のベテランまでを牛耳ります。そのポイントは机がくっついていることであります。あれがバラバラの席ですと一体感が生まれないのですが、隣同士、お向かいさん
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