桜田五輪相公式Facebookより:編集部
まるで、全日本プロレスの新春恒例バトルロワイヤルを見ているようだ。全国紙社説が、一斉に桜田義孝を叩いている。今どき、新聞が大好きで7紙購読している。新聞好きとしてたまらないのは、各紙が良い意味で横並びで正論を言う瞬間である。さらには、読売と産経が政権批判をする瞬間である。
読売:桜田五輪相更迭 1強の緩みが蔓延している
朝日:桜田大臣辞任 守り続けた責任は重い
毎日:首相が桜田氏を更迭 半年余も守った罪は重い
日経:年功序列で閣僚になる時代は終わった
産経:桜田氏の辞任 政府の五輪軽視の結果だ
それぞれの色が出ており、読み応えがある。いや、色というよりは「芸風」と言っていい。行間を読むとさらに面白い。
読売は、一通りの経緯説明をしつつ、「自らを支えた派閥に論功行賞でポストを割り振った側面が強い」「適材適所の原則を軽視すれば、結局、そのツケを払うことになる。人事権者として改めて肝に銘じなければならない」などと、桜田義孝を登用したことを批判。安倍政権の緊張感の欠如、甘い考えが党内に蔓延などと指摘した上で「首相は指導力を発揮し、党内を引き締めねばならない」と警鐘を乱打している。
もっとも、これは安倍政権への叱咤激励とも捉えることができる。しかも、安倍政権は人事権によって成り立っていることなどを可視化しているのも味わい深い。
朝日も幕の内弁当的に
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