皇居、筆者撮影
元号が令和に決まった。
5月1日から新しい令和の時代、日本社会はこの危機を脱せるのだろうかと思う。いや、そもそも危機を感じているのだろうか。中国の発展の前にして、右肩下がりの時代を皆で下っていくのかもしれない。平成という時代を総括すると、経済でつまづき、先行きのない不安が覆い、皆が委縮し、適正な政策がとられず、痛みを伴う厳しい政策は先送りされた時代といえよう。
恐ろしい数字が示す「経済」
そもそも、経済が不調であった。ソニー、Panasonic、東芝、NEC、、、などの日本のメーカーが世界を席巻した昭和の終わりとは違い、現在の我々が使っている最終製品の中で日本企業のものは少なくなってしまった。日本の製造業は強いといっても、最終製品を支える「部品産業」として世界経済を支えているだけで、価格をコントロールできる最終製品がない以上、収益は限られるのが現実だ。
経済の衰えは、如実に数字に表れている。
第一に、GDPはアメリカと比較して、一気に離されている。
出典:IMF
中国にはとっくに抜かれてしまった。
第二に、「1人当たりGDP」でさえ、OECD諸国に抜かれている。
出典:IMF
ルクセンブルグ、カタール、ドイツ、フィンランド、そして、アメリカ。こうした諸国に離されてしまた。途中円高の影響で上下するが、世界に冠たる経済大国かもしれないが(規模で)、1人あたりではお寒い状
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