こどもの頃「テストで良い点を取れたら、ご褒美に欲しいものを買ってあげる」と親から言われ勉強をがんばった、という方も多いのではないでしょうか。
実はこの理論、こどもだけでなく大人が勉強をする上でも有効であると、心理学者の内藤誼人先生は語ります。
独立に役立つ心理学シリーズ、今回は年齢を重ねても効率的に取り組める、「大人の勉強法」について内藤先生に伺いました。
人生100年時代を前に、大人も勉強し続け、新しいものを取り入れていかなければなりません。年齢を言い訳にせず、効率良く勉強に集中するための心理学的メソッドをご紹介いただきました。
なぜ学生の時みたいに勉強ができない? 社会人こそ「逃げられない環境」を設計せよ!
今回のテーマである、勉強。
一般的な認識として「記憶力が活発な若い内ならともかく、年を取ると覚えるのは難しい。だから大人は勉強できない」と思っていらっしゃる方も、多いのではないでしょうか。
ところが「年齢に関わらず、何歳からでも勉強を始められる」というのが、心理学的な見解です。
まず若い頃の勉強と、大人になってからの勉強の大きな違いとして「目的意識」の差が挙げられます。
若い頃の勉強には定期テストや受験勉強に代表されるような、ある種の強制力が働き、結果的に集中して勉強することができます。
逆に言えば、目的意識や強制力を上手に設定することができれば、大人になってからでも勉
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