早くて安いフードデリバリーは、中国の多くの労働者の生活を変えるものとなっている。しかし、中には自分で食事を作るのを好む人もいる。そうした人たちは実在店舗で新鮮な食材を選ぶ時間がないかもしれない。そこで中国のスタートアップや大企業は、野菜や肉を玄関先まで届けて忙しい労働者が楽に自炊できるようにしようとしている。
EuromonitorとHua Chuang Securitiesが集めたデータによると、中国における昨年の生鮮食品売上は4兆9300億人民元(7300億ドル)で、2012年の3兆3700億人民元から着実に成長している。これらの売買のほとんどは生鮮市場やスーパーマーケットで行われていて、オンラインでの売買は2016年は全体の3%を占めるに過ぎず、成長の余地は大きく残されている。
eコマースのリーダー、AlibabaとJD.comはすでに総合オンラインショッピングモールに食品を加えている。これまでに14億ドルを調達した、TencentがサポートするMissFreshはこの分野に参入したばかりだ。そしてこの業界は、Meituanの新規参入でやや混み始めている。MeituanはTencentが支援しているフードデリバリーとホテル予約の大企業で、昨年、香港証券取引所を通じて42億ドルを調達した。
Meituanのオールインワンアプリとは別の、「Meituan Maicai」またはMe
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