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新しい御代の「坂の上の雲」はどこ?軍事的に「まことに小さな国」日本

経済ニュース
「まことに小さな国が開花期をむかえようとしている」
有名な歴史小説『坂の上の雲』の冒頭である。『坂の上の雲』は、日露戦争を背景に、坂の上の青い天にかがやいているであろう、一朶の白い雲をめざして坂道を登っていく楽天家たち(明治の人たち)を描いたものがたりである。


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115年前、日露交渉が決裂し、日本が旅順港のロシア艦隊に対し日本海軍駆逐艦が奇襲攻撃をかけ日露戦争の火蓋が切られた。当時の日本と今の日本、安全保障の観点からみると似ている点がある。
1. 日露戦争当時<朝鮮半島をめぐる日露対立>
ロシアはドイツ、フランスとともに、下関条約に基づき日本に割譲された遼東半島を清に返還することを求め(三国干渉)、日本から返還させるとその遼東半島にある旅順を清から租借する名目で手に入れた。そして1900年、清で起きた「義和団の乱」を鎮圧するために軍隊を派遣すると、そのまま満州を占領した。満州を支配したロシアはいずれ朝鮮半島を取る。もし朝鮮半島を取られたら、日本は独立も脅かされかねない危機的な状況になっていた。
2. 今日<朝鮮半島をめぐる日米朝関係>
昨年6月の米朝首脳会談(トランプ氏Facebookより:編集部)
北朝鮮は2017年9月3日に6回目の核実験を実施し、日本及びアメリカを威嚇すると、トランプ政権は北朝鮮をテロ支援国

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