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“机上の空論”に根拠を持たせ、考え抜く。税理士が教える、融資が通る資金繰り表の作り方

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金融機関から開業資金を調達する際に、創業計画書とともに重要視されるのが、資金繰り表。
創業計画書をお金の側面から補完する、資金繰り表をどれだけ現実味を持たせることができるかで、融資審査の結果は大きく異なります。
独立・起業の「お金」に関する悩みを、税理士の齋藤雄史先生に解説していただく「税理士が教えるお金と起業」シリーズ。
今回は、税理士が教える「資金繰り表の書き方」ということで、齋藤先生に資金繰り表のアレコレを詳しく伺いました。
創業計画書をお金の側面から補完する。資金繰り表とは?
こんにちは、税理士の齋藤雄史です。
今回のテーマは「資金繰り表の作り方」。
資金繰り表とは、事業に関わる資金がショートしないよう、お金を管理するための表のことです。
個人・法人問わず経営とは、売り上げから経費を引いて、残ったお金を「利益」とします。
しかし、そもそも売り上げが見込めるようになるまでに、様々な経費がかかってしまいますよね。
業種によっても異なりますが、例えば設備投資のお金だったり、開店前の準備にかかる人件費だったり。
そもそも最初にかかる資金をどう調達するのか。どのタイミングでどれくらい売り上げや経費、利益が見込めるのか。融資を受けるなら、どれくらいの期間で返済できるのかを、ある程度把握しておく必要があります。
事業を立ち上げるにあたって必要な、創業計画書は以前説明した通りですが、

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