クラウドサービスの最適なメンテ時期を予測できるオープンソース・ソフトウェア登場
クラウドサービスはもはや、「市民権を獲得した」という表現を超えてメインストリームへとなりつつある。TechCrunch Japanでも、日々新しく生まれるクラウドサービスを紹介しているところだ。ただ、特にグローバルで利用されるクラウドサービスには1つの課題がある。世界中から昼夜問わず利用されるため、システム停止を伴う計画的なメンテナンスを行いにくいというものだ。
しかしながら、メンテナンスを怠ることで障害が発生してしまえば、顧客離れにつながり運営企業に多大なダメージを与えてしまう。
そんな中、東京都市大学の知識工学部経営システム工学科の田村慶信教授ら研究チームは、クラウドサービスの最適なメンテナンス時期を予測するソフトウェアを開発したと発表した。同ソフトウェアにすでに判明しているバグデータを入力することで、メンテナンスにかかるコスト(費用や時間)が最小限となる時期を予測することができる。
写真:https://www.tcu.ac.jp/news/newsrelease/20190320-21316/
上の図は、今回開発されたソフトウェアにバグデータを入力したときに表示されるグラフだ。縦軸がコスト、横軸が時間で、この図からはサービス稼働から300日目においてメンテナンスを行うことが最適だと読み取ることができる。
このソフトウェアは田村研究室のウェブサイトでソースが公開されているた
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