「労働者がブラック企業の論理を代弁している状況」だと言います。
3月半ば、NHKの青山祐子アナウンサーが退局の意向だと報じられた。青山アナは2012年3月から17年2月までに4人の子どもを出産。約7年間、産前産後休暇と育児休業を取得している。15日の産経新聞の報道によると、職場復帰はせずに退職したと見られる。
ネットでは青山アナのこうした行動に「給与もらい逃げ」、「非常識」、「ずるい」などの批判が相次いだ。しかし、認定NPOフローレンス代表の駒崎弘樹さんはこれらの反応を、
「育休は4回取っても40回取ってもいいんです」
「『もらい逃げ』なんて言っているのは制度を理解していない的はずれな指摘」
と一蹴する。
「労働者が良い奴隷になろうとするあまり、ブラック企業の論理を代弁している構造」
育児休業中に給与は支払われない。様々な条件を満たせば、雇用保険から「育児休業給付金」が給付される。給付金の額も産後半年は給与の約7割、半年経過後は5割と、決して多くはない。社会保険料は通常時、会社と労働者で折半して払っているが、育休中は会社負担分も労働者負担分も発生しない。
「会社がお金を払ったり費用を負担したりすることはありません。だから『もらい逃げ』なんていうのは制度を理解していない、的外れな指摘です。育児休業を取るのは労働者の権利です。4回取っても40回取っても良い。『育休取るな』
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