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大阪「都」と名は皇居がなくても問題なし

経済ニュース
大阪のダブル選挙については、いまのところ、どっちを支持というには至っていない。大阪都構想については、前回の住民投票のときと意見は変わらない。府と市と二重行政は紛れもない事実だが、本来は、地方制度全体の再検討の中で解決すべき問題だ。
ただ、前回の時との比較で言えば、道州制などについての議論があのときよりは低調になって実現性が薄いし、万博もあるので、大阪都構想を実現するほうに合理性がふえたと思う。
知事・市長の辞任と再出馬は、統一地方選挙で府市両方の議会選と一緒にするのは合理性があるし、たすきがけにしなければ、秋にまた改選になるのだから合理性がある。そもそも、すべての地方選挙は統一地方選挙の時期に揃えるべきだと思う。
市の分割だという議論は、東京都も区の権限強化をしており、いちおう成功しているとみなされているから、とくに反対する気はない。ただし、政策をもう少し見たいから、とくにどっちを支持するとか言う気はない。
ところで、ほかの論点はともかく「都」という名称を問題にする人がいるが、これは何の問題もないし、それどころか、「都」でなければおかしいというのが、この問題を長く扱ってきた者としての考え方だ。
明治体制の発足にあたって東京・京都・大阪を「府」にした(序列として大阪より京都が上だ)。これは、いわば三都体制だったわけだ。つまり、この三つは同格に扱うという決定があったわけである。そして

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