前編では、ベンチャー企業への新卒入社からトイザらス、ジュピターショップチャンネルでのご経験、コンサルティング事業を始めるまでのキャリアについてお話を伺った。後編では三越伊勢丹でのEC事業についてのお話からスタートし、オムニチャネル、組織作りといった、中島氏の強みである領域を深掘っていく。
ーー三越伊勢丹に入社された経緯はどのようなものだったのでしょうか。
最初の関わりは、コンサルティングのお客様としてでした。プラットフォームビジネスと新規事業立ち上げのコンサルを半年ほど行った後、そのまま事業責任者の役員に就任して欲しいという打診をいただきました。正直、これまでの私のキャリアを振り返ると、三越伊勢丹のような老舗には向いていないと思っていました。しかし、これまで三越伊勢丹では、外部から役員や事業部長を入れることはなかったのですが、私のために制度まで作り打診いただいたこともあり、そこまで言っていただけるなら、ということで入社を決めました。それまで各部門に散らばっていたWEBの機能を一つの部署にまとめて事業部にした、WEB事業の事業部長 兼 役員としてお世話になることにしました。
ーー具体的にどのような取り組みをされたのでしょうか。
入社時は非常に驚きましたが、当時のECサイトはほとんどギフトとその他一部の機能的な商品しか扱っていなかったんです。新宿の伊勢丹をイメージしてサイトにアクセ
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