AI時代の財務アドバイスに求められる体験デザイン
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この記事は、frogが運営するデザインジャーナル「DesignMind」に掲載されたコンテンツを、電通エクスペリエンスデザイン部・岡田憲明の監修でお届けします。
人の機微と、高度なAI(人工知能)を利用したチャットボットとの融合で、財務アドバイスの信頼性と顧客満足度がますます向上しています。
「お金の使い方を教える」という職業は、貨幣というシステムと同じくらい古くから存在します。現在、財務アドバイスの市場規模は700億ドルを超え、さらに成長していますが、従来型のアドバイザーの地位はAIや機械学習などの新しい技術に脅かされています。
多くの人は、デジタル製品やチャットボットのサービスを追加するだけで、人間のアドバイザーによる思慮深い助言の代わりができると考えています。しかし、相手の人となりに応じたチャットボットの使い方を考え、人間によるアドバイスとうまく組み合わせられる者こそが、業界の本当の勝者となるのです。
顧客の期待度が高く、相手によって有効なコミュニケーション方法が異なる現代には、誰にでも適したアドバイス方法などありません。しかも、お金の問題には感情が伴います。顧客の性格に合ったアドバイザーやアドバイスを提供するのは当然でしょう。顧客に応じて最も有効で望ましいコミュニケーションスタイルを判断できる、インテリジェントなチャットボットをイメー
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