先日バルセロナで開催されたMWCのことを考えるとき、おそらくあなたは最新のスマートフォンや他の携帯機器について考えることだろう。だがそれは物語の半分に過ぎない。実際には、そうした話題は半分以下なのだ。なにしろMWCで行われているビジネスの大部分は、企業向け通信ビジネスに関わるものだからだ。それほど遠くない昔、そのビジネスとは、高価な専用ハードウェアを売ることに他ならなかった。だが現在は、これらのほとんど全てがソフトウェアに移行している。そして多くのソフトウェアがオープンソースなのだ。
なので、今年Linux Foundation(LF)がMWCに独自のブースを設けたのは当然のことだ。それは巨大なものではなかったが、独自のミーティングスペースを確保できる程度には大きなものだった。ブースはLFによる3つのプロジェクトによって共同利用されていた:Cloud Native Computing Foundation(CNCF)、Hyperledger、そしてONAPやOpen Platform for NFV (OPNFV)(どちらも最新ネットワークに欠かせない)などの、基本的なプロジェクトを支えるLinux Foundation Networking (LFN)である。そして5Gの出現により、つかむべき新しい市場シェアがたくさん生まれている。
このイベントにおけるCNCFの役割について議論
通信市場で争うオープンソースコミュニティ
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