画像は筆者撮影による筆者は年に数百冊の書籍コラムを紹介している。最近感じることは根拠のない自己啓発書が増えたことである。「靴を新しくすると新しいお客様を開拓できる」「ノートに書けば願いは叶う」「ポジティブ思考はリーダーの必須要件」みたいなフレーズは誰もが知っている。自己投資は大切である。しかし、額面どおりに受け止めてはいけない。
今回は興味深い本を紹介したい。『こんな時代だからこそ、知っておきたい「運」のつかみ方』(來夢(著)、実業之日本社)。著者は、経営者やベストセラー作家やなど各界の著名人のメンターとして人気があるようだ。たまたま知人からいただいたものである。
自己啓発とは何者なのか?
あるコーナーの一部を紹介する。「世の中では「ポジティブ思考」が美徳とされることがあるが、いちばん大切なのは『普通』という感覚を失わないで居続けられるかどうかである。たとえば、心が病んでいる人も多い中、うつになる人は、ホントに真面目で努力家で頑張り屋さんが多い。いつも前向きでいようと限界を超えて気を使っているから、当然それは張り詰めた糸のように、ある日突然気力がぷつんと切れることになる」。
「自分自身のことを普通に見たときに、『なんか、おかしい』ってちょっとでも感じたなら、できる範囲からでいいからメンテナンスしておかないと。歯が痛くなったら歯医者に行くように、心が辛いなら治療しなくちゃ」。
これは
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