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妥協を忘れた断絶社会

経済ニュース
英国のEU離脱問題が揺れています。3月29日に離脱する予定ですが、いまだ何ら決まらず、様々な案がテーブルの上にのせられています。挙句の果てにラストミニッツのイベントの結果次第でフローチャートのごとく、選択肢を狭めていく方式をとるようです。つまり、3月12日に現行離脱案を採決、否決なら13日に合意なき離脱案を採決、これが否決なら14日に交渉の短期延期を採決する、というものです。
ここまでくると冗談のような世界ですが、私はこのトレンドが世界中に蔓延しつつあると思っています。英国でモノが決められなくなったことは現代社会の病として極めて重要なシグナルを我々に送っています。
(写真AC:編集部)
アメリカ。すでに2020年の大統領選挙に向けた動きが出てきました。トランプ大統領を弾劾するという大それた発想はいったん引っ込め、あと2年弱、我慢し、うち1年は熱い大統領選で盛り上がればストレス解消さ、といったところでしょうか?私が懸念するのはアメリカの大統領選挙を通じてアメリカ国内により明白な断絶ができることでしょうか?
そしてそれよりももっと注目しているのは野党民主党から次々と大統領候補者が立候補表明をする傾向であります。これは一本化出来ないところに妥協ができない社会が生まれつつあるとみてよいかと思います。私が予想する大統領選は民主党の自滅で終わる可能性を指摘しておきたいと思います。それは英国と同

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