最近、事業承継という言葉を目にする機会が増えてきました。
どんなときに必要な話で、個人事業主の場合にはどんな手続や対策が考えられるのか、大まかなステップも踏まえて確認していきましょう。
事業承継とは「仕事を引き継ぐこと」
事業承継とは、読んで字のごとく事業(仕事)を承継(引き継ぐ)ことです。
誰かの仕事を、ほかの誰かが引き継ぐことを指します。
実はこの引き継ぎ、実際にやろうと思うと、さまざまなことを考えなければなりません。
その具体的な引継ぎ方法に関しては、後で1つずつ確認をします。
法人成りをしている場合には、その法人の自社株式が評価の対象となり、これこそが事業承継における最大の課題となっています。
ただ、個人事業の場合にはあくまでも”仕事に関係するさまざまな資産や負債”を個別に評価し、その価額に応じてさまざまな対策を練ることになります。
誰が引き継ぐのか?
事業承継を考えるに当たり、誰が後継者になるのか? が大きな問題となります。
以前であれば、親の仕事を子どもが引き継ぐ、というのが一般的な慣習でした。
しかし、最近では子どもが仕事を引き継がず、従業員や第三者を後継者に指名することも増えてきました。
事業承継は、単に手続きをすれば良いわけではありません。
後継者の正当性が関係者から認められなければ、手続きは上手くできたとしても、事業の継続は大変厳しくなります。
・その人が後継者
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