いよいよ国公立大学入学試験のクライマックス
小学校、中学校、そして高校と、通算12年にわたる自己研鑽もいよいよ総仕上げのときがきた。全ての受験生の善戦を願い、「ケアレスミス」を減らす方法をお伝えしたい。ボーダーライン前後では、ミス1つが合否を分ける。試験直前の今は、「長期の練習は不要で、読むだけで効果がある方策」のみを述べて行く。(以下、理数系を想定しながら説明するが、文科系にも有効だ。)
それはケアレスミスか
試験で簡単な問題を間違えることはよくある。テストが返却されると点数に一喜一憂する一方、心が痛む失点の「現場検証」は行わない。解き直しを行い残念なミスに気が付いた人も、「これはケアレスミスだ。次は慎重にやろう」と精神面の反省のみに終わる。しかし、進路に影響を与える試験において、人は注意散漫(careless)になれるのだろうか。慎重(careful)になればミスは防げるのだろうか。
入試で「ケアレスミス」はあり得ない
もちろん入試本番でも、難問ばかりではなく簡単な問題でもミスは起きる。だが入試ほどの真剣勝負の場で起こすそれは、ケアレスミス(make a careless mistake)ではない。
「ケアレスミス」だと認識しているエラーのほとんどは、起こるべくして起こった「必然のミス」である。言葉の黒魔術で「ケアレスミス」ということにしているのである。「本当の自分は得点でき
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