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大腸がんで20歳が死去。私の考える医療と今の医療との乖離

日曜日に気晴らしにボーリングに言った。第5フレームを終わった所で93点と絶好調だった。しかし、次の瞬間、悪魔に襲われた。人間、欲をかくとダメなことを理解しているはずだが、本能が冷静さを失わせた。力を込めて次のボールを投げ終わった途端に左の大腿部に激痛が走る。大昔に野球をやっていた時の肉離れと同じで、痛みに加え、異常なだるさを感じた。
ゲームは続けたが150点に終わり、その時点で続行不可能となった。かつての中村研究室では、年末にボーリング大会があり、230点越えの時もあったが、やはり歳には勝てない。もっと準備運動をしてから臨むべきだった。アキレス腱の切断よりましだったと、自分に起こった不幸を受け止めるしかない。回復後には、毎日スクワット100回だ。
で、標題の話題に戻す。リキッドバイオプシーのブログで紹介したことがあるが、脳腫瘍には血液を利用したリキッドバイオプシーは無効だ。なぜなら、脳とそこを流れる血管の間に、血管脳関門(Blood Brain Barrier)と呼ばれるフィルターのようなものがあり、血管から漏れ出て脳に向かう物質の選択が行われているからだ。脳を守るための特殊な仕組みだが、血管と言っても場所によって働きが異なる。この場合は、壊れた腫瘍細胞のDNAが血管に入っていかない状況となるため、血液リキッドバイオプシーは利用できないようだ。
そこで、脳脊髄液を利用すれば検出でき

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