1-2年前に比べて景気が良い話がなかなか聞こえてこなくなりました。開催中のダボス会議でも大企業や銀行のトップからは「先行き、いろいろなことが待ち構えていそうだ」といったトーンの発言が目立っています。日銀の黒田総裁も今週開催された金融政策決定会合で「米中の経済摩擦が長引けば、世界経済に深刻な影響が出てくる」と述べるなど気を引き締めさせるような発言がありました。
不安材料はいくらでもあります。アメリカ景気のピークアウト感に政府機関閉鎖の長期化、英国のEU離脱、米中貿易戦争など枚挙にいとまがありません。
ただ、専門家やトップが一様に示すのは難局だがリーマンショックのような状態にはならない、と指摘している点です。つまり、乗り越えられるという発想ですが、その根拠は金融機関の健全度は当時に比べてはるかに高く、監視の目も行き届いているから、と。
金融機関についていえば、個人的に一番注目しているひとつがドイツ銀行の行方であります。先日も同行がもたらす影響度は原爆級と申し上げました。ここに来てさまざまなニュースが飛び交っていますが、救済に向け、何かが起きそうな気配を感じます。救済ができるのかどうかはそのスキームによりますが、最新の情報ではドイツの銀行同士の合併(つまりコメルツ銀行)では弱い者同士である上にドイツ政府が深く関与するために功罪がありそうで、それを避けるために外国からの資本
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世界経済の見通しはやはり厳しいのか?
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