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新たな労働問題:新旧教会の「聖金曜日」巡る祝日論争

経済ニュース
キリスト教にとって最大の祝日といえば復活祭(イースター)だろう。復活祭はイエスの生誕日(クリスマス)より重要だ。イエスは十字架にかけられ殺害された3日後、復活し、離散した弟子たちを再び呼び集めた。復活祭を通じてイエスの教え(福音)はユダヤ教から離れ、キリスト教として世界に広げられていく。すなわち、イエスの復活からキリスト教が始まったわけだ。復活祭は移動祝日で今年は4月21日だ。
「十字架のイエス」(2013年3月31日、バチカンの復活祭)
イエスが十字架上で苦悶し、殺害された受難の日は聖金曜日(独Karfreitag)と呼ばれるが、世界最大のキリスト教、ローマ・カトリック教会(旧教会)は復活祭前の聖金曜日を祝日としていない一方、ルターから始まったプロテスタント教会(新教会)と古カトリック教会(復古カトリック教会)は教会祝日としている。すなわち、旧教会と新教会では聖金曜日への対応が異なっている。
オーストリアはカトリック教国だから、聖金曜日(今年は4月19日)も平日通り勤労の日だ。オーストリアで新教徒の場合、雇用主に信者証明書を提出し、自分が新教徒であることを証明すれば、教会祝日として休むことができる。すなわち、カトリック教信者の労働者は「聖金曜日」も働く一方、新教徒は祝日として休むことができるわけだ。
雇用者側が「オーストリアはカトリック教国で、聖金曜日は法定祝日ではないから、新教

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