こんにちは。東京都議会議員のやながせ裕文です。
ひとつの落書きが騒動を起こしている。覆面芸術家として知られる「バンクシー」によるものと思われる落書きが、都の防潮扉に書かれていたらしい。かなり以前から存在したもののようだが、この小池知事のツイートによって騒動は拡大。
あのバンクシーの作品かもしれないカワイイねずみの絵が都内にありました! 東京への贈り物かも? カバンを持っているようです。 pic.twitter.com/aPBVAq3GG3
— 小池百合子 (@ecoyuri) 2019年1月17日
このツイートを見た時に、二つの違和感を覚えた。
第一点目は、都の公共物に書かれた「落書き」を前に「贈り物かも?」と無邪気に写真を撮る小池知事の姿勢である。小池さんが知事でなければ、「可愛らしい」ツイートだね、で終わるかもしれない。しかし小池さんは東京都のトップだ。そのトップが、都の公共施設への「落書き」を容認しているとも受け取れる。これは多くの方が疑義を呈していることからも、そう受け止める人が多かったのだろう。
しかし、「落書きを容認している」との批判を受けることは、少し考えればわかること。では、なぜこのツイートを発するに至ったのか?
都庁ではここ最近、小池知事がイベント回りにご執心であるともっぱらの評判だ。知事レベルが普段出席しないイベントにも、とにかく顔を出す。公約である「東京大
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バンクシー落書きからみえる小池知事の焦り
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