モバイル・コマース・ソリューションは1月16日、スマホやパソコン、電話を使わずにタクシーを呼べるタクシー配車用IoTデバイス「タクシーダッシュボタン」の製品化を発表した。高齢者を中心とした電話によるタクシー配車依頼を円滑化するほか、タクシー会社の配車受付(電話応対)の負担軽減を目指すという。
タクシーダッシュボタン
タクシーダッシュボタンが導入されたのは、つばめタクシー(新潟県)、タクシーのぱんぷきん(宮城県)、北部観光タクシー(沖縄県)、つきしろ交通(沖縄県)。
本製品はSIMを内蔵しているので、Wi-Fi回線がない場所でも利用できるほか、通信設定の必要がないのも特徴だ。高齢者向けに音声案内や液晶での文字案内などを設けているほか、ダブルクリックなどがないシンプルなボタン操作を実現している。なお、電源は専用のACアダプターから供給する。
ボタンを押すだけで迎車依頼が完了
使い方は簡単で、タクシーダッシュボタンの電源を入れ、1もしくは2のボタンを押すだけ。1、2ボタンには、自宅や行きつけの病院など迎車場所を登録可能で、液晶画面にはタクシーの到着時間や号車番号が表示される。迎車場所は、利用者が申込書に住所をご記入することでタクシー会社側で登録・設定する。なお、タクシー料金は現地での支払いとなる。
タクシー会社での受け付けフロー
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