こんにちは、都議会議員の鈴木邦和です。JOC竹田会長による記者会見がいよいよ本日行われます。今回贈賄(=ワイロを贈った)という疑いを掛けられている2億2千万円のコンサルタント費用の具体性が問われることになりそうです。
昨年11月、ANOC総会で登壇する竹田会長(ANOC Media/flickr=編集部引用)
招致活動のコンサル費とは
2020年の東京五輪の招致活動には、合計89億円の経費が掛かっています。当時の招致活動報告書によると、主な費用の内訳は、海外PRに41億円、国内の機運醸成に38億円、立候補ファイルの策定費が10億円でした。今回贈賄の疑いが掛けられている2億2千万円は、以下の招致活動の経費総括表にある「海外PR活動」の一部です。
招致活動報告書の中で、今回の2億2千万円については以下のように説明されています。
「活動にあたっては、招致における知見と経験を有し、IOC委員とも人脈のある海外コンサルタントを活用した。海外コンサルタントは、担当のIOC委員との日常の会話の中から、時々の情勢と、東京に対する意見を収集し、東京のプロモーション戦略構築やコミュニケーション活動に役立てていった。」
海外コンサルタントについて、招致活動報告書にはこれ以上の記載はありませんでした。また、都議会の過去の議事録も一通り確認しましたが、私が見た限りでは先の報告書以上の情報は出ていません。2
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JOC会長の贈賄容疑に見る五輪とカネ問題
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