フランスのスタートアップLedgerが、今週のCESで新しいハードウェアウォレットを発表した。デバイスは3月まで出荷されないが、私はデバイスのプロトタイプ版を試用させて貰えた。このLedger Nano Xは、以前のNano Sと似たようなものだが、今回はモバイルでの利用が可能だ。
同社が以前のハードウェアウォレットを発売したのは、暗号通貨ブームが起きる前で、7500万ドルに及ぶ資金調達もまだ行っていなかった頃だ。当時のユーザーエクスペリエンスは、それほど良いものではなかった。
複数の暗号資産の残高にアクセスし管理するためには、それぞれの暗号通貨を管理する複数のChromeアプリをインストールしなければならなかったのだ。しかし、同社がLedger LiveアプリをmacOS、Windows、Linux向けにリリースしたことで、状況はずっと良くなった。
この新しいアプリを使うことで、同じデスクトップアプリから、自分のポートフォリオの残高を確認し複数の暗号化資産を管理することが、ようやくできるようになったのだ。そうなると、論理的な次のステップはモバイル対応である。そのためには、新しいハードウェアウォレットを入手する必要がある。
Ledger Nano Xは以前の製品であるLedger Nano Sとほぼ同じように見えるものの、やや大きめのサイズだ。USBキーのような形をしていて、デバ
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