小池都知事が見守る中、築地から昨年10月に移転した豊洲市場で初となる新年最初の取引「初競り」が5日早朝に行われ、すしチェーン「すしざんまい」を運営する喜代村(東京)が、一番マグロを3億3360万円で競り落とした。
私は目を疑った。というよりも正直悪い予感はしていたので、実際はその予感が的中したと言うべきか。
小池知事、つきじ喜代村「すしざんまい」公式ツイッターより:編集部
移転した豊洲市場での初競りが盛り上がることは大変喜ばしいことと思うし、新市場は大いに盛況であって欲しいと日頃から切に願ってもいる。
しかし、この二人はない。いや、この二人こそないのである。
なぜなら、この二人こそが、豊洲市場の2大重要関連インフラである、環状2号線と千客万来施設をオリンピックに間に合わなくさせた張本人だからである。
小池東京都知事の原罪
私は、小池都知事が、自らの当選のため豊洲市場移転に反対していた勢力の論調に選挙戦後半で突如相乗りし、移転の見直しをぶち上げた都知事選の経緯を忘れてはいない。
最も許せなかったのは、都知事に就任し自分が管理者になったにもかかわらず、科学的根拠の薄弱な地下盛り土問題や地下水問題を、自らいたずらに煽り風評被害を巻き起こしたことである。
結果、小池都知事のメンツをたてながらも豊洲市場移転を実現し、暫定でもなんとか環状2号線を開通させるため、効用の不明な盛り土対策と地下水対
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