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海上自衛隊は人手不足を本気で考えているのか

経済ニュース
自衛隊の人手不足が深刻化しています。
ですが、当の防衛省、自衛隊には危機感が薄かったし今も薄いと思います。
我が国の老齢化、少子化は20年以上前から分かっていたわけで、それに対してなんら手を打ってこなかった。
それはそのための改革が面倒くさいから見ないことにしきたからでしょう。
海上自衛隊の洋上訓練(海自サイトより:編集部)
まず、拙著「国防の死角」でも述べていますが、長年防衛省、自衛隊は士長以下1士、2士の任期制自衛官を激減させました。これは財務省から人減らしをしろといわれたから、採用を押さえれば済むからです。
ですが財務省の目的は固定費である人件費を下げろということです。
であれば人件費の高い将官、高級将校を削るのが1番効率がいいわけです。彼らの生涯賃金が高いからではなく、副官、秘書官、運転手などが付きますから。彼らを減らせばその分の人間も少なく済みます。
ところが曹から将官までの職業軍人は増えています。
左前になったハンバーガーチェーンが銀行から固定費である人件費を減らせと迫られて、店舗のバイトを減らして、本社の正社員を増やすようなものです。まあ、倒産しますよね。その場合、本社のスリム化、正社員の整理が先です。バイトを減らすならば店舗数も減らすべきです。自衛隊でいえば部隊数ですが、店長ポストが減るやら嫌がった。
結果人件費も下がらず、組織の図体もでかいママ。
現場の戦力が激減

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